- ロンドン治験に参加するとき、気をつけることは?
- 海外の治験はちょっと不安。どんなリスクがある?
この記事は、そんな人のために書いています。

こんにちは。リョウ(@ryou_inkyo)です。
2023年のロンドン治験に参加しました。
「ロンドン治験に興味があるけど、海外の治験で何があるか分からないし、ちょっと心配だな…」と、悩んでいませんか?
私も日本国内の治験には何度か参加したことはあったのですが、海外の治験は初めてで不安を感じていました。
2023年のロンドン治験に参加してみたところ、ロンドン治験における「気をつけたほうがいいこと」「注意すべきこと」が分かりました。
そこで今回は、「ロンドン治験に参加するときに気をつけること・注意事項5選」を紹介します。
この記事を読めば、ロンドン治験で気をつけることが分かり、想定されるリスクを回避できるようになるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ロンドン治験について詳しく知りたい方は、こちらのまとめ記事がおすすめです。
ロンドン治験に参加するときに気をつけること・注意事項5選
日頃から防犯意識を持つ
ロンドン滞在中は、常に防犯意識を持つようにしています。
イギリスは同じ先進国とはいえ、日本と比べたら治安があまり良くないからです。
私が実践している防犯対策は、以下の通りです。
- 夜間の外出は控える(暴行、窃盗)
- 荷物は肌身離さず持つ(置き引き)
- ドミトリーの荷物入れは南京錠を使う(盗難)
海外にいる間は常に防犯意識を持って、犯罪による被害を未然に防ぎましょう。

日本と同じ感覚がいると、思わぬところで犯罪に遭う可能性があります。
海外に不慣れな人は、在英国大使館が発行している「安全の手引き~安全な英国滞在のために~」を見ておくことをおすすめします。
相部屋のドミトリーは避ける
いくら宿泊費が安いからといって、複数人と同じ部屋に泊まるドミトリーだけは避けましょう。
コロナ感染の危険やトコジラミの被害といったリスクがあるからです。
私は通院期間中、宿泊費を節約しようと思って1泊20ポンドほどのドミトリーに泊まりました。
同室の人がひどい咳をしていて「この人、もしかしてコロナなんじゃ…?」と思っていたら、案の定コロナウイルスを移されてしまいました。
また、別の人から聞いた話で「ドミトリーでトコジラミに刺されて、治験中止になった」という人もいるそうです。
値段が安くても、衛生面などでリスクのあるドミトリーは避けたほうが良い。

多少宿泊費が高くなっても、フラットシェアなど個室の部屋をおすすめします。
私は「北園ハウス」と「ロンドン・アップルハウス」を利用しました。
経費の領収書は確実に入手する
ロンドン治験に参加するときは、交通費・宿泊費などで使った経費の領収書は確実に入手しましょう。
治験施設に提出する有効な領収書がないと、ロンドン渡航・滞在で使った経費がもらえなくなるからです。
もし領収書を紛失してしまった場合、交通費・宿泊費合わせて数十万円は自腹で支払うことになります。
経費の補償をもらうために有効な領収書は、以下の記載があるものです。
- 航空会社の名前(航空チケット)
- ホテルの名前と住所(宿泊費)
- 利用者名
- 利用日
- 金額
- 支払い済みの記載
メールで送られてくる領収書は紛失防止のため、Googleドライブなどクラウド上に保存しましょう。
経費の申告ができないと補償が受けられず、かえって損をしてしまいます。
ロンドン治験に参加するなら、優先して有効な領収書を確保するのが大事です。

ロンドンまでの往復チケット+現地での宿泊費を合わせると、軽く40~50万いきます。
補償を受けるために必要な領収書は、必ず入手しましょう。
参加する治験の制約事項は厳守する
ロンドン治験に参加するなら、制約事項には必ず目を通して厳守してください。
制約事項を破ってしまうと治験中止となり、規約違反で経費の補償が受けられなくなります。

制約事項は治験によって異なりますが、参考例として以下のようなものがあります。
- アルコール類の摂取…お酒全般
- カフェイン類の摂取…お茶、コーヒー、チョコレートなど
- 激しい運動をする…筋トレ、重い荷物を持つ、長時間の歩行など
他にもいくつかありますが、「アルコール」「カフェイン」「激しい運動」は、私がこれまで参加してきた治験でも禁止されていました。
無事に治験を終えて協力費を受け取るために、制約事項はしっかり守りましょう。

どの治験でも共通することですが、制約事項を守らないと正確なデータが取れなくなり、治験中止となります。
自分が参加する治験にはどのような制約事項があるのか、優先して確認することが大切です。
自己都合で途中辞退する場合、帰りの交通費は自腹となる
参加した治験のすべての日程が終了するまで、日本に帰国することはできないと考えたほうがいいです。
もし何かしら用事ができて自己都合で参加辞退する場合、帰りの交通費は自腹になってしまうからです。
出典:リッチモンド・ファーマコロジー よくある質問-治験参加についてより
治験を途中辞退する原因となりそうなものを、いくつかピックアップしてみました。
- 仕事の都合
- 身内の不幸
- ロンドンでの生活が合わない
日本からロンドンまでの交通費は、片道でも10万円近くします。
自己都合による辞退を防ぐために、治験終了まで確実に参加できるようにすることが重要です。

ロンドン治験は参加日程を予定を空けておく準備と、何があっても最後まで参加する覚悟が必要です。
まとめ
この記事では、「ロンドン治験に参加するときに気をつけること・注意事項5選」を紹介しました。
当記事のまとめです。
- イギリスは日本と比べると治安は良くないので、夜間の外出は控えるなど、日頃から防犯意識を持つ
- 相部屋のドミトリーは、コロナ感染やトコジラミなどのリスクがあるため、避けたほうが良い
- 交通費・宿泊費などの補償を受けるために、治験会社に提出する領収書を確実に入手する
- 治験の制約事項を破ってしまうと、治験中止となり補償も無くなる。どんな制約事項があるのか確認して厳守する
- 自己都合で途中辞退する場合、帰りの交通費は自腹となる。基本的に治験終了まで日本に帰国はできないと考える
「ロンドン治験に参加する際、気をつけることは?」
「海外の治験はちょっと不安。どんなリスクがある?」
そんな方の参考になれば幸いです。
ロンドン治験について詳しく知りたい方は、こちらのまとめ記事がおすすめです。
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