- 時間の浪費をやめて、自分の人生を取り戻したい
- 多忙な生活から抜け出すためには、どうすればいいの?
こんにちは、リョウ(@ryou_inkyo)です。
1年のうち100日だけ働き、月5万円で隠居生活しています。
「時間の無駄遣いをなくして、自分の時間を長くするためにはどうすればいいんだろう?」と悩んでいませんか?
そんな方には、セネカ『人生の短さについて』を読むことをおすすめします。
私は会社員時代、自分のやりたくない仕事や会いたくない人と付き合って人生を浪費してしまい、多忙な毎日を過ごしていました。
今は多忙な生活から離れて自由に生きていますが、本書に書いてある内容は私が自由になるために実践してきた事と共通している部分が多いです。
この記事を読めば、「多忙な生活から抜け出す方法」と「人生を長くする時間の使い方」が分かるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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『人生の短さについて』 セネカ
人生は使い方しだいで長くなる。なのに、人はそれを浪費してしまう
われわれは、短い人生を授かったのではない。われわれが、人生を短くしているのだ。われわれは、人生に不足などしていない。われわれが、人生を浪費しているのだ
『人生の短さについて』 セネカ
われわれ現代人は機械の発明によって作業を効率化し、多くの時間を手に入れることができました。
昔と比べて自由な時間は増えたはずなのに、それでも時間が足りないと感じるのはなぜでしょうか?
結論から言うと、私たちが人生を浪費しているからです。
どれだけ莫大な財産があっても、持ち主に管理能力がなければ、あっという間になくなってしまいます。
逆に小さな財産でも有能な人が手にすれば、上手に運用されて増えていくでしょう。
これと同じように、時間も使い方次第で、長くも短くもなります。
人生が短いと嘆くのは、時間の無駄遣いをしているからに他なりません。
時間を有効活用する方法を知ることによって、人生を長くすることができるのです。
「人生が短い」「時間が足りない」という悩みは、2000年前から現代にいたるまで共通のようです。
なぜ人は人生を浪費してしまうのか?
いったい、どうしてこんなことになってしまうのだろう。それは、あなたたちが、まるで永遠に生きられるかのように生きているからだ。(中略)あなたたちが、まるで豊かにあふれる泉から湧いてくるかのように、時間を無駄遣いしているからだ。
『人生の短さについて』 セネカ
なぜ私たちは、たった一度きりの人生を浪費してしまうのでしょうか?
それは、時間が無限にあるものだと思っているからです。
自分の金銭を他人に分け与える人はいませんが、時間となると簡単に分け与えてしまいます。
本当はやりたくない仕事を引き受けてしまったり、価値観の合わない友人と惰性で付き合ってしまうなど。
お金と違って時間は無尽蔵の資源で、いくら使っても湧いて出てくると錯覚している人は多いです。
時間という限られた資源を失っていることに気付かないことが、人生を浪費してしまう最大の原因となります。
口座残高と違って時間の場合だと、「あなたの人生は、残り〇〇時間です」とは出てこないので、時間を失っていることに気付かず浪費してしまいがちです。
多忙な人間は、どのように人生を浪費しているのか?
生きるということから最も遠く離れているのが、多忙な人間だ。
『人生の短さについて』 セネカ
セネカのいう「多忙な人間」とは、時間を浪費している人のことです。
多忙な人間の時間の過ごし方には、以下のようなものがあります。
これらの項目を見て、思わずドキッとした方もいるのではないでしょうか?
私の経験でいうと、会社員時代に行きたくない職場の飲み会が断りきれず、時間を浪費することが何度もありました。
昔は仕事や人との約束などで、いつも時間に追われていたのを覚えています。
会社員時代は休みの日でも仕事の心配をしたり、あまり会いたくない知人からの誘いを断りきれず、人生の浪費をしていました。
今はやりたくない仕事を辞めて人間関係も厳選してるので、ゆとりのある生活ができています。
人生を長くする時間の使い方
人間の誤りを乗り越えた偉大な人物は、自分の時間から、なにひとつ取り去られることを許さない。それゆえ、彼の人生はきわめて長いのである。
『人生の短さについて』 セネカ
セネカ曰く、「先延ばしは、人生の最大の損失だ」と言っています。
「明日からやればいいや」と思って先延ばしすると、本来やるべきこと以外の用事で時間を無駄遣いしてしまうからです。
「明日への期待」は「今日という戻らない時間」を滅ぼします。
では、どうすれば時間の無駄遣いをなくして、人生を長くすることができるでしょう?
人生を長くするためには、「怠惰な多忙をなくす」ことです。
怠惰な多忙とは、お酒や異性に走るなど、「多忙な人間は、どのように人生を浪費しているのか?」で紹介した項目を指します。
怠惰な多忙をなくすことで時間を奪われることがなくなり、人生を長くすることができるでしょう。
私はよく、やらなくてはいけないことを先延ばしにして、ダラダラ過ごしてしまうことがあります。
本書を読んでから「先延ばしは、人生の最大の損失だ」と自分に言い聞かせて、早めに手をつけるようになりました。
多忙な生活から離れ、ほんとうの人生を生きる
あなたの仕事は、たしかに尊敬に値するものではあるが、幸福な人生をもたらしてはくれない。だから、あなたの精神の力を、そんなところにつぎ込むのはやめなさい。
『人生の短さについて』 セネカ
セネカは友人パウリヌスに対して、「多忙な生活から離れて、静かな港に帰るのだ」と助言しました。
仕事に忙殺されると、幸福な人生を送ることはできません。
現代人は仕事を優先しすぎる傾向があって、そのせいで過労で倒れたり、うつ病などの病気になる人がたくさんいます。
多忙な生活から離れたあとは怠惰な人生を送るのではなく、自分にしかできない大切な仕事に取り組むこと。
それこそが、ほんとうの人生を送ることにつながります。
私はフルタイムで働く多忙な生活から離れ、自分にしかできない仕事(情報発信)をするようになりました。
仕事の責任やストレスから解放されたおかげで、幸せな人生を送ることができています。
まとめ
この記事では、『人生の短さについて』を紹介しました。
当記事のまとめです。
「時間の浪費をやめて、自分の人生を取り戻したい」
「多忙な生活から抜け出すためには、どうすればいいの?」
参考になれば幸いです。
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