- 夢を叶えるゾウ1
- 著者紹介
- 本の概要
- こんな人におすすめ
- 学びになった点
- 世の中のほとんどの人間はなぁ。「反応」して生きてんねや
- 「捨てる」とも言えるな。そうやってぱんぱんに入った器から何かを外に出すんや。そしたら空いた場所に新しい何かが入ってくる
- この世界に闇がなければ光が存在せんように、短所と長所も自分の持ってる同じ性質の裏と表になっとるもんやで
- もし自分が変われるとしたら、行動して、経験した時や。そん時だけやで
- 収入。世間体。将来の不安。同じやで。人を縛ってる鎖なんてみんな同じなんや
- 自分が仕事で幸せになりたかったら、自分が一番好きな「作業」を選ばんとあかん。どんだけでも続けられる「作業」を仕事にするんや。それが仕事の正しい選び方や
- 人間が変わるには、もうでっかい不幸が必要やねん。悩んだり、苦しんだり、もう死んでまおうかなて思うくらいのでっかい不幸や
- 足りてない自分の心を「ありがとう」て言葉で満たすんや
- この本を読んで変わったこと
- まとめ
夢を叶えるゾウ1
著者紹介
作家の水野敬也さん。
大ヒットとなった『夢を叶えるゾウ』は、シリーズ累計500万部を記録。(2024年4月現在)
『夢を叶えるゾウ』シリーズのほか、『LOVE理論』『人生はニャンとかなる!』など、多くの著書がある。
本の概要
ある日突然、どこにでもいる平凡なサラリーマンのもとに、インドの神様「ガネーシャ」が現れる。
「靴を磨く」「募金する」など、ガネーシャが教える「成功の秘訣」を疑いつつも実践していき、確実に成長する主人公。
なぜか関西弁を話すガネーシャと主人公のツッコミが合わさり、コミカルに話は進んでいく。
「世の中にはこれだけ多くの成功法則が溢れているのに、成功できない人がいるのはなぜなのか?」
「人生で成功するために必要なこと」を、楽しみながら学べる1冊。
こんな人におすすめ
学びになった点
世の中のほとんどの人間はなぁ。「反応」して生きてんねや
かつての私は、「反応」して生きていました。
- 親や教師に言われたから勉強する
- みんなが就職するから自分も就職する
- 上司に命令されたから仕事をする
「誰かにそう言われたから」「みんながそうしてるから」このように、まったく主体性がありませんでした。
しかし、他人に言われたことをやる「反応するだけの人生」では、自分の人生を手に入れることはできません。
自分の人生を手に入れるためには、「自分はどう生きていきたいのか?」を考えて、主体的に行動する必要があります。
「反応するだけの人生」をやめて、主体的に行動を続けたおかげで、自分の人生を手に入れることができました。
「自分の理想とする人生」のために考えて行動する人は、「反応」しなくなります。
「捨てる」とも言えるな。そうやってぱんぱんに入った器から何かを外に出すんや。そしたら空いた場所に新しい何かが入ってくる
「新しい何か」を始めるためには、「今やっている何か」をやめる必要があります。
私たちに与えられた時間は、すでに別の何かで埋まっているからです。
以前の私は「自分を変えるために、何か始めたい」と思っても、仕事や人付き合いで一日が埋まっていました。
現在は会社員をやめて、不要な人付き合いを無くしたことで多くの時間を手に入れ、本の作成や情報発信ができています。
自分を変えたいと思うなら「何か始める前に、今やっている何かをやめること」です。
「何かを捨てることは、何かを手に入れることと同じ」という、ミニマリズムに近い考えです。
この世界に闇がなければ光が存在せんように、短所と長所も自分の持ってる同じ性質の裏と表になっとるもんやで
自分が短所だと思っているところは、見方次第では長所になります。
たとえば以前の私は、コミュニケーションが苦手なことや、周りと比べて仕事が遅いことが悩みでした。
しかし、見方を変えれば私が「短所」だと思っていたことは「長所」でもあったのです。
- コミュニケーションが苦手→ひとり作業が得意
- 周りと比べて仕事が遅い→じっくり考えてから行動する
- 言葉で伝えるのが苦手→文章で伝えるのは得意
コインの裏表のように、見る角度を変えることで短所は長所にもなるのです。
自分が「短所」だと思っているところを「長所」にできる仕事を選ぶことで、自分の能力を最大限に発揮できます。
もし自分が変われるとしたら、行動して、経験した時や。そん時だけやで
「自分を変えたい」と思うなら、行動するしかありません。
なぜなら、頭で考えてるだけでは何も身につかないからです。
たとえば、ブログの運営方法を知識として知っていても、実際にやってみなければテクニックは身につきません。
実際にやってみて「経験」することで、人は成長することができます。
大事なのは「頭を使い、手足を動かして行動すること」です。
私が今こうして幸せでいられるのも、学ぶだけでなく「行動し続けたから」です。
収入。世間体。将来の不安。同じやで。人を縛ってる鎖なんてみんな同じなんや
世の中の多くの人は、「自分が本当にやりたいこと」ができずにいます。
お金や世間体など、色んなものに縛られているからです。
例えば「仕事をやめて自由に生きたい」と思っても、人の目や将来の不安を考えると、「仕事は嫌だけど、今のままでいいか…」となってしまいます。
私自身、会社員だった時は周囲の目線が気になって、自分の思うように生きることはできませんでした。
今こうして自由に生きているのは、世間体や将来の不安といった、自分を縛っている鎖を外せたからです。
自分を縛っている鎖を無くすことで、自分の人生を取り戻すことができます。
お金、仕事、世間体など。
私たちを縛っている鎖はみんな同じです。
「嫌われる勇気」を持って一歩前に踏み出すことで、自分らしく生きることができます。
自分が仕事で幸せになりたかったら、自分が一番好きな「作業」を選ばんとあかん。どんだけでも続けられる「作業」を仕事にするんや。それが仕事の正しい選び方や
仕事は「自分が無理なく続けられる作業」を選ぶべきです。
毎日やる作業に苦痛があると、長く続けることはできません。
かつての私は介護の仕事をしていましたが、すべての作業に苦痛を感じて、最後は鬱病になってしまいました。
人は誰しも「嫌なこと・やりたくないこと」ではなく、「好きなこと・楽しいこと」しか続けることはできません。
今はブログや本の執筆など、自分が好きで続けられる「作業」を選んだおかげで、無理なく仕事ができるようになりました。
仕事は何十年と続くので、自分にとって苦にならない作業を選びましょう。
人間が変わるには、もうでっかい不幸が必要やねん。悩んだり、苦しんだり、もう死んでまおうかなて思うくらいのでっかい不幸や
私を一番変えたのは「不幸」でした。
- 毒家族によるDV
- 学生時代のイジメ
- 会社員時代のうつ病
物心ついた時からずっと辛い目に遭い、何度も自殺を考えました。
その時の経験から「こんな人生は嫌だ」「このまま死んだら絶対後悔する」と強く思い、自分を変えるために行動を続けてきました。
自殺を考えるほどの不幸があったからこそ、行動するモチベーションにつながり、自分を変えることができたのです。
不幸はないに越したことはないですが、大きな不幸を経験すると人は自然と変わります。
足りてない自分の心を「ありがとう」て言葉で満たすんや
世の中の多くの人は、「お金が足りない」「モノが足りない」と、自分に何かが足りないと思っています。
しかし、念願のものを手に入れたとしても、時間が経てばすぐにまた足りないと感じるでしょう。
どこかで「満足」できない限り、それは一生続きます。
だからこそ、「足りないもの」ではなく「今あるもの」に目を向けて感謝することが大事です。
- 心身共に健康であること
- 衣食住が揃っていること
- 趣味の合う友人がいること
「今あるもの」に感謝することで「自分はすでに色んなものを持っていたんだ」と気付くことができ、今の自分に満足できます。
「あれが足りない」「これが足りない」と思ってしまう以上、満たされることはありません。
「健康」「衣食住」など、今あるものに感謝すること。
すなわち「足るを知る」ことが、今の生活に満足するカギとなります。
この本を読んで変わったこと
自分に合った仕事の選び方が分かった
私は本書を読んで、自分に合った仕事の選び方が分かりました。
- 自分の「短所」を「長所」にできること
- 長く続けても苦にならない「作業」であること
上記二つを含むことが、自分に合った仕事を選ぶ条件です。
私の場合「コミュ障で仕事が遅い」のが短所でしたが、裏を返せば「ひとり作業が得意で、物事を深く考える」とも取れます。
また、パソコンに向かってひたすら文章を書く「作業」は、長く続けても苦になりません。
これらの条件を満たす、ブログや本の原稿を書く「作業」は、私にとって最適な仕事です。
仕事選びは「自分が理想とする人生」を送るために、最重要です。
自分に合った仕事を選べば幸福に近づけるし、逆だと不幸になります。
過去の私のように仕事で鬱病にならないよう、自分の適性に合った仕事を選びましょう。
あらゆるものに感謝できるようになった
世の中のあらゆることに感謝できれば、「足りない」と際限なく求めてしまう心は無くなります。
身近にあって当たり前のものを「ありがたいもの」だと気づくことで、今の生活に満足できるからです。
私は会社員時代に鬱病になって、今まで当たり前にあった健康は「ありがたいもの」だと気づくことができました。
また、東日本大震災でライフラインを失ったとき、電気や水道が使える「ありがたみ」を知りました。
失ってから初めて「身近にある、ありがたいもの」に気づいて、感謝できるようになったのです。
「ありがたい」とは漢字で「有難い」と書きます。
つまり、そこに有るだけで滅多にない、貴重な存在なのです。
健康も衣食住も、本来は「有難い」もの。
「心身共に健康で有難い」「衣食住が揃っていて有難い」と、感謝の心をもって自分を満たしましょう。
「心身共に健康で、衣食住があること」が、どれだけ恵まれているか実感できれば「何かが足りない」とは思わなくなります。
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